2011年2月24日、「リンクシェア(LinkShare)」と「TrafficGate(トラフィックゲート)」の2つの大手アフィリエイト・サービス・プロバイダー(以下ASP)を運営するリンクシェア・ジャパン株式会社主催にて、基調講演や事業方針説明、優秀サイト表彰式(Award)を行う『リンクシェア・シンポジウム2011』が品川で開催されました。
『リンクシェア・シンポジウム2011』は品川グランドセントラルタワーの「THE GRAND HALL」にて開催されました。シンポジウムは二部制に分かれており、第1部では基調講演・セッション・アワード2010が、そして第2部では交流パーティーが行われ、300名以上のアフィリエイト関係者が参加していました。 リンクシェアやトラフィックゲートを利用する広告主、そして法人サイト運営者を中心としたクローズド・イベントでしたが、光栄にも当サイト「アフィリエイトSOGO.COM」編集長KASAIもご招待いただき、取材をかねてリンクシェア・シンポジウム2011に参加させて頂きました。 |
リンクシェア・ジャパン島田亨会長 |
今回の参加レポート記事では、当サイト編集長KASAI視点の『リンクシェア・シンポジウム2011』参加レポートをお届けさせて頂きます。事業戦略説明のお話やAward受賞サイトもご紹介させて頂きますので、リンクシェアの今後やアワードにご興味のある方にとって、少しでも当参加レポートが参考になれば幸いです。
また、当日『リンクシェア・シンポジウム2011』に参加された方はぜひコメント、トラックバック頂ければ幸いです。
リンクシェア・シンポジウム2011
-これからのリンクシェア-
品川グランドセントラルタワーの「THE GRAND HALL」にて開催された『リンクシェア・シンポジウム2011』は14時から受付が開始され、14時30分過ぎに第1部が始まりました。開会のご挨拶ではリンクシェア・ジャパン株式会社の島田亨代表取締役会長から、リンクシェアの国際展開や新しいプラットフォームでのアフィリエイトについてお話がありました。
基調講演は株式会社カカクコムの代表取締役社長、田中実氏が「カカクコムの歴史と今後の戦略について」というタイトルでお話されました。月間ユニークユーザー数が約7,000万人、月間総PV数約14億という巨大なカカクコム・グループサイトの状況について、データや裏話を交えながらの紹介となりました。 カカクコム田中社長による基調講演の後には、リンクシェア・ジャパン株式会社の代表取締役共同社長、小林司氏によるリンクシェア・セッション「2011年リンクシェア事業方針」が行われました。 |
カカクコム田中実社長の基調講演 |
小林代表取締役共同社長からのお話では、アフィリエイト広告市場の推移やスマートフォンの成長、2010年までのリンクシェア成果状況などについて発表されました。リンクシェアの流通総額は順調に増加しており、とくに美容健康、本DVD、家電系などが増加傾向にあるとのことです。アフィリエイトカテゴリの構成比としては還元系とコンテンツ系が拡大しています。
トラフィックゲートが得意とするリード分野(会員登録・資料請求など)では金融カテゴリーが順調に増加しており、SEO/SEMメディア経由の報酬比率が拡大しているとのことです。今後はアフィリエイトの強化はもちろん、パフォーマンスマーケティング領域を拡大し、アジア市場への取り込みを図っていくとのこと。
リンクシェア・ジャパンとしての海外展開は、中国、台湾、韓国のアジア3カ国が中心になっていくとのお話もありました。世界各国で展開しているASPとして、米国や欧州は現地のリンクシェア社と連携しながら、グローバルプラットフォームを通じて国境を越えたネットワークのデータ一元管理を進めていくそうです。 そしてリンクシェア小林代表取締役共同社長のセッション最後には、リンクシェア大見本市改め『リンクシェアフェア2011』が2011年5月21日(土)に東京国際フォーラムにて開催されると発表がありました。リンクシェア、トラフィックゲート、そして楽天アフィリエイトの枠を超え、広告主60社、アフィリエイトサイト運営者700名を集める大イベントになるようです。 |
リンクシェア・ジャパン小林司代表取締役共同社長のスピーチ |
リンクシェア・セッションの後は休憩時間を挟んで第2部、2010年の1年間を通じて活躍された優秀サイト表彰式『LinkShareAward 2010』が行われました。ノミネートサイトと受賞サイトは次のコーナー(Award)で詳しくご紹介させて頂いておりますので、そちらをご覧ください。アワード終了後は、立食パーティーが開催されました。
LinkShare Award 2010 -最優秀サイト発表!!-
LinkShare Award 2010は、リンクシェアに参加しているECサイトとアフィリエイトサイトの中から、2010年の1年間を通じてもっとも優れたサイトや売上の高いサイトを表彰する一年に1度の表彰式イベントになります。今回のリンクシェア・アワードから、ECサイトは「Advertiser(アドバタイザー)」、アフィリエイトサイトは「Publisher(パブリッシャー)」に改称されています。2010年度の各賞と、ノミネートされたサイトは下記になります。
ECサイト(全ノミネート)
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アフィリエイトサイト(全ノミネートサイト)
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各賞にノミネートされるだけでも素晴らしい快挙です。ノミネートサイト運営者の皆さま、本当におめでとうございます!
そして、そんな優良ECサイト(アドバタイザー)、優良アフィリエイトサイト(パブリッシャー)の中から、栄えあるリンクシェア・アワード2010の各賞を受賞されたサイトを発表させて頂きます!ぜひ皆さんもどのサイトが受賞されたか、読み進める前に予想されてみてください。それでは、発表します!!
受賞ECサイト
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受賞アフィリエイトサイト
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受賞サイトの皆さん、おめでとうございます!
ベルメゾンネットはこれでリンクシェア・アワード第1回目から6年連続の「Most Popular (=人気賞)」受賞となり、めでたくアワード殿堂入りされました。ベルメゾンネットの坂田さんや服部さんという、アフィリエイト・プランナーの努力と行動がアフィリエイターからの高い評価と信頼につながっているのだと思います。お二人はアフィリエイトMVP2010にもノミネートされていました。
広告主側の各賞は、大賞を受賞されたDHCオンラインショップやイノベーション賞のニッセン、ベストリレーションシップ賞のマルイウェブチャネルなど、アフィリエイトサイト運営者との距離が近く信頼関係を築けている所が受賞されたのが特徴的です。リンクシェアのポリシーでもある「Power of Partnership」を表していますね。
ECサイトとアフィリエイトサイトのパートナーシップ作り、そしてアフィリエイト業界の発展に貢献された方に贈られる「結」賞は、あしおか氏(東北アフィリエイトマーケティング研究会)が受賞されました。東北アフィリエイト展覧会2010でもお世話になったあしおかさんはじめ、東北の皆さんが受賞されたことを編集部一同大変うれしく思っています。
リンクシェア・アワード2010、皆さんの受賞サイト予想は当たりましたでしょうか?リンクシェアでは今後も毎年春にアワードを開催されていかれるとのことですので、ECサイト担当者の方やアフィリエイトサイト運営者の方は、ぜひ来年ノミネート、そして受賞されるように頑張ってみてください。
編集長KASAIが毎年参加させて頂いているリンクシェア・シンポジウム&アワードですが、今年は今までと違いリンクシェアに加えて、トラフィックゲートの広告主やアフィリエイトサイト運営者も多数参加されていたのが印象的でした。昨年春に開催されたのは合併記念パーティーでしたから、新生リンクシェアによるシンポジウムは今年が最初になります。
基調講演やスピーチも大変興味深いものでした。カカクコム田中社長のお話はかなりのぶっちゃけトークで、ここまで話して大丈夫なんだろうかと聞いている側が心配になるくらいの充実度でした。またリンクシェア小林代表取締役共同社長のお話でスマートフォンや海外展開など、アフィリエイトはもちろんネット業界全体のトレンドが取り上げられていたのも面白かったです。
そして、何といっても一番の注目ポイントはリンクシェア・アワードです。ベルメゾンネットはアワード創設以来、人気賞を一度も逃したことがないという、まさに名実ともに殿堂入りがふさわしい広告主と言えます。永久不滅.comも3年連続の受賞ということで殿堂入りされていました。 アフィリエイト業界では広告主やアフィリエイトサイトが評価される機会というのはあまりありませんので、リンクシェア・アワードのような表彰企画がもっと増えてくれる事を願っています。来年はどんなサイトがアワード受賞されるのか、今から大変楽しみです。 |
リンクシェア立食パーティー風景 |
『リンクシェア・シンポジウム2011』を主催されたリンクシェア・ジャパンの皆様、参加されたECサイト担当者、そしてアフィリエイト運営者の皆さま、貴重な時間と経験をさせていただき本当にありがとうございました。次は2011年5月21日(土)のリンクシェアフェアでお会いしましょう!
この度は『リンクシェア・シンポジウム2011』にご招待頂き、誠にありがとうございました。
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