日本経済新聞社のネット記事によりますと、電子マネーに交換できるポイントをだまし取るために、食品販売会社に虚偽の大量注文をしたとして横浜市に住む私立高校1年の男子生徒(15)が警視庁ハイテク犯罪対策総合センターにより書類送検されました。
記事によるとこの男子生徒は今年8月9日から26日までの間、計8回にわたり冷凍食品販売会社のネット上の広告を経由し、虚偽の住所などを入力するなどして216万円分の商品の購入を申し込んだ疑いがあるとのことです。ただ、住所が虚偽で商品が配達されなかったため、男子生徒はポイントは入手できなかったそうです。
アフィリエイトSOGO.COM編集部コメント
記事の内容から推測するに、今回のケースは「高校生がアフィリエイト広告を掲載するポイントサイト経由で冷凍食品販売会社にアクセスし、ポイント目当てで8回にわたり不正注文を行なう」という流れになっていたと思われます。アフィリエイトを積極的に活用するポイントサイトがほとんどの現在、今回のようなケースは金額の規模こそ違えど日常的に発生してしまっています。
ポイント獲得を目的とした不正というのは、アフィリエイト業界の問題の1つとして根強く存在し続けています。最大の問題は、ユーザー側の罪の意識の無さでしょう。現金ではなくポイントという仕組みが、金銭感覚を麻痺させてしまっているのかもしれません。
ECサイト側でアフィリエイトを運用していく以上、アフィリエイトサイト側による不正行為に悩まされるケースは多々存在してきますが、その中でも最も頻繁に直面するのがポイントサイト経由の不正注文です。今回のニュースがアフィリエイター側の不正利用を少しでも抑制してくれれることを祈っています。