アフィリエイト・サービス提供者の事業者団体である日本アフィリエイト・サービス協会(所在地:東京都港区、会長:ティム・ウィリアムズ/バリューコマース株式会社取締役、以下、「協会」と言います)及び協会加盟7社(以下、「加盟社」と言います)は、不正行為によって加盟社が強制退会処分を行なったアフィリエイト・パートナーを特定するための情報を共同利用し、それぞれが契約するアフィリエイト・パートナーの継続審査、新規登録審査の際に参照し、不正行為を働く恐れのあるアフィリエイト・パートナーを注視あるいは除外することによって、不正行為の再発防止に努めることを発表しました。
協会発表によると2006年10月の「アフィリエイト・ガイドライン」を発表して以降、ガイドラインの実効性を高めるための具体的な施策について話し合いを重ね、とくに個人情報の保護への配慮は最も慎重に討議した部分であり、法律家の意見を参考にするとともに、経済産業省に対して個人情報保護法の解釈について照会を行い、今日までに必要な準備を整えて来たとの事です。今後不正パートナーの情報が共同利用されることにより、不正行為の再発防止に努め、広告主の利益を守るとともに、成りすまし等による不正なサービスの申し込みから消費者を保護し、業界の健全性を高めていくと発表されています。。
2007年6月11日付で、加盟社は「不正行為を行なったアフィリエイト・パートナーの情報の共同利用について」と題した文書を各社のサービスのウェブサイトに掲載するとともに、各社がアフィリエイト・パートナーと締結する規約及び個人情報保護規程の修正、管理体制、情報を蓄積するためのデータベースの準備など準備を進め、2007年10月1日以降、不正行為を行なったアフィリエイト・パートナーを特定するための情報の共同利用を開始します。
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アフィリエイトSOGO.COM編集部コメント
日本アフィリエイト・サービス協会、通称「JASK」による不正アフィリエイトサイトの情報共有が発表されました。アフィリエイトの健全な発展のためには、不正なユーザーを排除する必要があるので、この共同利用は大賛成です。もちろん安易に個人情報を交換することは絶対NGですが、JASK参加ASPはどこも大手ですし、何よりお互いにライバルでもあるので安易な情報利用がされることはないと信じられます。
アフィリエイトの不正はアフィリエイター側ではなかなか分からないかもしれませんが、実はとても多いんです。故意ではなく偶然に不正になってしまうケースもありますが、中にはとても悪質な手法でコミッションを掠め取ろうとされる人間も少なからず存在しています。彼らをアフィリエイト業界から排除することができれば、この業界もより良いものになり、本当の意味でのWin-Winの関係も築けやすくなっていくと思います。