日本アフィリエイト・サービス協会(以下、JASK)により、 協会に加盟する7社の2006年度売上規模、そして提携アフィリエイトサイト数が発表されました。発表によると2006年中に7社と契約する広告主が支払ったアフィリエイト関連の総費用合計(パートナー報酬、手数料、その他オプションで提供されている費用)は『301億6900万円』、2006年12月31日時点の登録アフィリエイト・パートナー数は、のべ『142万5000サイト』でした。
JASKより発表された数値にはPC、携帯アフィリエイトの区別はありません。また登録アフィリエイト・サイト数も、各社に登録するのべ数のため、重複登録を含んでいます。またこちらもPC、携帯アフィリエイトの区別はありません。2006年12月31日時点に広告主が実施しているアフィリエイト・プロモーション数は、1万2300個でした。PC、携帯アフィリエイトの区別はありません。
【日本アフィリエイト・サービス協会について】
日本アフィリエイト・サービス協会とは、アフィリエイト・マーケティング業界の啓発活動と健全なる発展を促進するために、アフィリエイト・サービス提供者間でオープンかつフェアな情報交換と情報の発信を行い、消費者、アフィリエイト・パートナー、広告主の満足度向上に寄与することを目的とし、2006年2月28日に設立された事業者団体になります。2007年6月現在の加盟企業は、株式会社アドウェイズ、株式会社インタースペース、株式会社ウェブシャーク、株式会社トラフィックゲート、バリューコマース株式会社、株式会社ファンコミュニケーションズ、リンクシェア・ジャパン株式会社の7社です。
アフィリエイトSOGO.COM編集部コメント
JASKによる不正アフィリエイトサイトの情報共有と同時に発表されたのが、今回の加盟事業者7社の合計売上金額と、のべ登録アフィリエイト・サイト数です。編集部スタッフ的には、こちらの情報の方がより興味を持ちました。なぜなら、合計値とは言え大手ASPの売上金額が発表されることなど今までまずなかったからです。言い換えれば今回発表された数字は、ずばり
アフィリエイト市場規模
とも言えます(他の中規模ASPの売上は今回考えない)。このアフィリエイト市場規模に関してのデータは、上場している加盟企業のデータと比較して色々と面白い事が分かるので、後日専用記事にしてアップさせて頂こうと思います。
もう1つの登録アフィリエイト・パートナー数がのべ『142万5000サイト』だったというのも興味深い情報です。これは単純に7社の登録アフィリイト・サイトを合算させたので、重複も含まれるわけです。以前アフィリエイトSOGO.COMでアンケートを取らせていただいた時に、1人あたり登録しているASPの数は平均「6.7サイト」でした。これで割ってみると、主要7社を利用しているアフィリエイトサイト運営者の数は、約21万人だと言えます。
言い換えれば、Googleアドセンスや楽天アフィリエイトなどではなく、アフィリエイト専用ASPを利用されている方々が、2006年度末時点で日本には約21万人いたと考えられます。21万人、果たしてこの数が多いのか少ないのかは、ぜひ皆さんそれぞれで考えて頂ければと思います。