個人や有限でECサイトを運営されている方の中には、利用されているプロバイダーのホームページアドレスをそのまま使っているところもたくさん存在します。アフィリエイト・プログラムだけでなく、ネット上で商品やサービスを販売するにあたり、こうした既存のドメイン下でECサイトを運営する行為は、そのまま信頼度の低下につながってしまいます。独自ドメインを持って運営管理することが、ECサイトとしての基本中の基本なのです。
しかし、ただ独自ドメインを持てば良いと言う話ではありません。独自ドメインを持てば、そのドメインを活用することでアフィリエイト・プログラムに注力している姿勢を明確に打ち出すことも可能となるのです。例えば、「www.affiliatesogo.com」というドメイン名を持ったECサイトがあり、そのECサイトがアフィリエイト・プログラムを運用していたとしましょう。そしてECサイトは、「affiliate.affiliatesogo.com」というサブドメインで自社アフィリエイト解説ページを用意し、また「blog.affiliatesogo.com」のサブドメインではトラックバックが自由に貼れる自社商品の紹介ブログを掲載していたとします。こうした独自ドメインを持っているからこその取り組みを行うことによって、ECサイトはよりアフィリエイト・サイトからの信頼を勝ち得る事ができるのです。
もう1つ、基本中の基本としてメールマガジンの配信があります。ECサイトで無料のメールマガジン配信スタンドを使って自社メルマガを配信されている所もありますが、これはオススメできません。アフィリエイトサイトによっては、ECサイトのアフィリエイト・メルマガだけではなく一般ユーザー向けメルマガも購読し、コンテンツ作成に役立てている所も多く存在します。そうしたやる気のあるアフィリエイターに向かって、無料メルマガ配信スタンド経由でメールマガジンを送ってしまうのは、絶対に避けるべき行為なのです。
ECアフィリエイト・プランナーとして成長するためには、ECサイト自体の基盤がしっかりしていなくてはなりません。独自ドメインやメルマガ配信に対し真剣に取り組んでいないECサイトでは、アフィリエイト・プランナーとしての成長もなかなか望めないでしょう。もしそうしたECサイトに在籍しており、それでもアフィリエイト・プログラムの成長を本気で考えられるのなら、ECサイトの取り組み姿勢を改善できるようECアフィリエイト・プランナー自身がまず立ち上がらなければならないのです。
【VOL.40】-レベルUP- 広告データの詳細分析 |
執筆者: KASAI
掲載日: 2006年10月