Lenovo(レノボ)
IdeaPad S10eを体験レビュー!!
テレビや新聞、ネットなどでミニノートパソコンやUMPC(ウルトラモバイル ピーシー)、ネットブックといった単語を耳にされた方も多いと思います。この3つの単語は厳密に言うとそれぞれ意味は違うのですが、現在では混同され「価格が安く小型軽量のノートパソコン」を意味するようになっています。
今回体験レビュー記事としてご紹介させて頂くLenovo(レノボ) IdeaPad S10eは、気軽に持ち運べるレノボ製のネットブックです。BCNランキング2009年1月度のネットブック家電量販店販売台数第1位に輝いた実績からも分かるように、総額5万円を切る価格の安さと、ブランド信頼性の高さによって人気の高いミニノートパソコンとなっています。 IdeaPad S10eを製造・販売しているのは、ノートパソコン「ThinkPad」シリーズでおなじみのレノボ・ジャパン株式会社です。そのためIdeaPad(アイデアパッド) S10eはIBM時代からの長い歴史と信頼のあるThinkPadノートPCの血を受け継いだミニノートパソコンという事もできます(残念ながらキーボードにはトラックポイントは付いていませんが)。 |
Lenovo(レノボ) IdeaPad S10e |
当サイト編集長KASAIは低価格ミニノートパソコンの代表格ともいえる“Eee PC 901-X”を2008年夏に購入し今も利用しているのですが、今回レノボさんのご好意でIdeaPad S10eをレンタル利用させて頂く事ができましたので、両ネットブックの比較もしながらIdeaPadの体験レビューをお届けしたいと思います。
Lenovo(レノボ) IdeaPad S10eの本体仕様は10.1インチ(解像度1024x576)の液晶ディスプレイ搭載で、本体サイズは薄さ約2.57cm、重さ1.38kgです。CPUはインテルAtom N270(1.60GHz)、OSにはWindows XP Home Edition、メモリは1GB、そしてハードディスクが160GB(5400回転)という構成になっています。
大容量6セル・バッテリーが標準搭載しているので、カタログによると最長5.3時間の駆動が可能となっています。またIdeaPad(アイデアパッド)の液晶画面上部には130万画素のカメラが搭載されており、ビデオチャットなどの機能が楽しめます。ExpressCardスロットやBluetoothも搭載しており、ワイヤレス&モバイル利用に向いたPC構成です。
Lenovo(レノボ) IdeaPad S10eが手元に届いたのが、2009年3月中旬。IdeaPad S10eにはクリーンなホワイト、シックなブルー、鮮やかなピンクと、3つのカラーバリエーションがあり、今回レビューさせて頂いたのは1ヶ月前の2月14日に発売開始されたばかりの新色、青色の天板が美しいブルータイプ、商品コード「4068AHJ」になります。 ミニノートパソコンなだけあり、届いた梱包パッケージも普通の14インチ型ノートパソコンの半分程度のサイズとなっていました。個人的に段ボールはあまり好きじゃないので(かさばるしゴミにもなるので)、こうした小型のパッケージに入っているのは片付けやすく高ポイントです。 |
IdeaPad S10eのパッケージ |
パッケージを開封して中身を取り出してみると、下記写真にあるようにIdeaPad(アイデアパッド) S10eの本体に加えて、大容量6セル・バッテリーに電源コード、そしてユーザー・ガイド(取扱説明書)とセットアップマニュアルが揃います。マニュアルとセットアップガイドは正方形というのがユニークですね。
このセットアップガイド(正式名称はSetup Poster)は1枚のシートになっており、広げて参照することができます。文字数が少なくイメージ中心で掲載されているので、パソコンが苦手な方にとってもセットアップはxしやすいと思います。そもそも機能面は一般の14インチ型ノートPCに比べて低いので、利用する上で迷うケースは比較的少ないと思います。
パッケージ内に同梱されているアイテム一覧 |
セットアップガイドを開いてみました |
IdeaPad(アイデアパッド) S10eを起動する前に、外観部分のチェック。ブルーの天板は光沢もあってキレイですが、その分指紋が目立ちやすいのでちょっと注意が必要です。あともう1つ注意点として、本体を開いた際に液晶部分が130度くらいまでしか開きません。膝の上において利用する際に、液晶画面を目線の真下にもってきて、覗き込む姿勢で使いたいという方はちょっと苦労されるかも(あまりいないと思いますが)。
本体側面の接続端子としては、先ほど紹介したExpressCardスロットに加えて、ヘッドホンやマイク、LAN、ACアダプターといった基本コネクター端子、そしてプロジェクターや液晶ディスプレイに画面を映し出すモニター(VGA)端子、SDメモリーカード・SDCHメモリーカード・マルチメディアカード、メモリースティックに対応した4in1メディアカードスロット、そしてUSB端子が2つ搭載されています。
Lenovo(レノボ) IdeaPad S10eのキーピッチ(キーの横幅)は17.5mmと、EeePC901-Xの15.5mmと比較すると格段に入力ミスが減るキーボードサイズとなっています。ちなみにEeePC-901の方は指が細い人じゃない限り、かなりの確率で打ち間違いをしてしまうと思います。
液晶画面をMAXに開いて横から撮影 |
UMPCとしては打ちやすいキーピッチ |
実際に電源を入れてみてまず驚いたのが、電源ボタンを押してわずか5,6秒程度で表示される下記画面。クイックスタート画面と呼ばれるもので、WindowsXPの起動を待たずにブラウザやメール、スカイプなどを即利用したい方のためのスタート画面になります。これ、自分のようにネットやメール、写真チェックしかしないような人間にとってはとても便利な機能です。
いなみにこのクイックスタート画面で何もボタンをクリックしなければ、自動的に通常のWindowXP起動画面へと移行します。そもそもIdeaPad(アイデアパッド) S10eはOS起動時間もかなり早いので、ファイル管理などちゃんとPCを利用したいと言う方にとっても起動まであまり待たされる感はしないと思います。
Lenovo(レノボ) クイックスタート画面
ちなみにこのクイックスタート画面で何もボタンをクリックしなければ、自動的に通常のWindowXP起動画面へと移行します。そもそもIdeaPad(アイデアパッド) S10eはOS起動時間もかなり早いので、ファイル管理などちゃんとPCを利用したいと言う方にとっても起動まであまり待たされる感はしないと思います。
Lenovo(レノボ) IdeaPad S10eは10.1インチ(解像度1024x576)の液晶ディスプレイを搭載していますので、インターネット・エクスプローラーを起動してYahoo!JAPANを開いてみると左下のようにちょうどスクリーンの両端いっぱいまで映ります。 液晶画面が10インチ台と大きい分、表示されるサイズも体感的に大きく読みやすいです。
画面が見やすくキーピッチも大きいため、EeePC901-Xに比べると文章入力はとてもしやすく感じました。1点だけ戸惑ったのが「半角/全角」キー、そして「Ctrl」と「Fn」キーの配置(右下写真参照)。今まで使ってきたノートPCは「半角/全角」キーが数字列の左(1の左)にあり、「Ctrl」の右に「Fn」キーがあるため、入力時はかなり戸惑いました。これはThinkPadユーザーの方にとっては、逆に馴染みの配列なのかもしれませんね。
Yahoo!JAPANのトップページを開いてみました |
IdeaPad S10eの左側キー配列が若干特殊 |
Lenovo(レノボ) IdeaPad S10eは実際に半月ほど使ってみましたが、個人的な感想として購入に値するミニノートPCだと感じました。キー配列の特殊さや液晶画面の開く最大角度、重さ1.38kgと他のネットブックより若干重いなど気になる部分は確かにありますが、それをカバーできる最大の利点が2つあります。
それが
【1】なんといっても価格が安い! 【2】“使える”機能が揃っている |
という2点です。
他社の主力ミニノートパソコンの価格は5万円台以上のものが多い中、IdeaPad(アイデアパッド) S10eは公式サイト(レノボ・ショッピングサイト)に掲載・販売されている価格で49,980円(税込)、送料も1円と総額5万円以下で購入する事が可能というお買い得価格にて販売されています。
通常価格が安ければ機能面も低いケースが多いのですが、IdeaPad S10eは他ネットブックと比較しても機能面で遜色はありません。逆にクイックスタート機能やExpressCardスロット、Bluetoothといった使える機能が搭載されているので、より“使える”機能が揃っているといえます。バッテリーも実際に利用してみたところ、4時間以上持ちましたのでミニノートの中でも長い方です。
レノボの主力ノートパソコン「ThinkPad」シリーズに比べると機能面や使いやすさは劣ってしまいますが、2台目のパソコンの購入を検討されている方、初めてミニノートパソコンを買って見ようと思われている方にとっては、価格面と機能面という先の2つの理由による十分オススメできるネットブックです。
【Lenovo(レノボ) IdeaPad S10e】 | |
『レノボ・ジャパン販売価格』 49,980円(税込)/送料1円 |
|
気軽に持ち運べる、レノボのネットブック“IdeaPad S10e”です。クリーンなホワイト、シックなブルー、鮮やかなピンクと、選べるカラーは3色。インテル グラフィックス・メディア・アクセラレータやハイディフィニションオーディオを搭載するなど、コンパクトながらパワフルな性能を実現しています。 |
ちなみに、レノボ・ジャパンにはお買い得ノート&デスクトップPCがさにら割引価格で購入できる『レノボWeb広告限定ストア』が用意されています。レノボ・ジャパンの本サイトからはリンクされておらず、下記のようにWEB広告限定でeクーポン配布していますので、ThinkPadシリーズの購入を検討されている方は下記ページでクーポンをゲットしてから購入される事をオススメします。
P.S.
せっかくの機会でしたので、 IdeaPad(アイデアパッド) S10eとEeePC901-Xを並べて撮影してみました。下記2つの写真を見ていただくことで、両機種のサイズを比較して頂けるかと思います。
IdeaPad S10eとEeePC901-Xを開いて見たところ |
IdeaPad S10eとEeePC901-Xを上から見たところ |
Lenovo(レノボ) IdeaPad S10eを販売されているレノボ・ジャパンは、旧IBMブランドのノートパソコン「ThinkPad」シリーズやデスクトップパソコン「ThinkCentre」などのパソコン製造販売メーカーです。2008年の北京オリンピック公式スポンサーとして、聖火トーチのデザインやITサポートを提供したことでも有名です。
今回ご紹介させて頂いたIdeaPad(アイデアパッド)は、レノボ・グループが満を持して日本で発表した初のネットブックシリーズとなります。とくに今回レビューさせて頂いたブルーと、そしてピンクの2色は、2009年2月に発売開始となったばかりの新しいミニノートパソコンです。
レノボ・ジャパンはアフィリエイト・プログラムにも積極的に注力されており、今回のIdeaPadシリーズや他レノボ製品のレビュー&モニター企画なども頻繁に実施されています。さらに新製品体験イベントやアフィリエイトセミナーなどの独自開催企画も積極的に展開されています。(レノボThinkPad新製品タッチ&トライイベント参加レポート参照) レノボ・ジャパンではこれからもより一層アフィリエイト・プログラムに注力し、オンライン・オフラインで様々な企画を展開して行かれるそうですので、パソコン関連コンテンツをお持ちのアフィリエイト・サイト運営者の方は提携しておいて損は無いECサイトと言えます。 |
レノボ・ジャパン主催イベント風景 |
レノボ・ジャパンのアフィリエイト・プログラムでは、文言を自由に決められる自由テキストリンクや個別商品へのリンクが貼れる商品リンク機能、レノボWeb広告限定ストアにリンクする素材提供、定期的に発行されるオススメ商品が掲載されたアフィリエイト・メルマガなど、コンテンツ作成に役立つサポートがしっかりと整っています。
バリューコマースEXPOなどの大型アフィリエイト・イベントやアフィリエイト・サイト運営者との懇親会などのオフラインイベントにも積極的に出展されているので、そうしたイベントに参加する事でも直接商品に触れたり、レノボ・アフィリエイト担当の方と交流や情報交換をすることが可能です。レノボ・ジャパンとのアフィリエイト提携はValueCommerce(バリューコマース)にて可能ですので、まだ提携されていない方はこの機会アフィリエイト提携されてみてはいかがでしょうか。
関連リンク -Lenovo(レノボ) IdeaPad S10e-
Lenovo(レノボ) IdeaPad S10eを体験された方のレポート記事へリンクさせて頂いています。もし下記リンク掲載がない方でリンク掲載OKの許可を頂ける方は、当記事までトラックバック、もしくはコメント頂ければ幸いです(もちろんリンク済みの方々からのTBやコメントも大歓迎です)。よろしくお願い申し上げます。
≪Lenovo(レノボ) IdeaPad S10e体験レポート≫
『Lenovo IdeaPad S10e ファーストインプレッション』 by (うかブログ)
『IdeaPad S10eの仕様は?』 by (ミニノートPC/ネットブック 比較と選び方)
『IdeaPad S10eリターンズ 今度はブルー』 by (ジャンクレビューの森)
『レノボ Ideapad s10e レビュー Vol.1~持っていて楽しいパソコン』 by (オトク貯金大作戦)
『レノボのネットブック「IdeaPad S10e」は予想以上に良かった(使える)』 by (れびうぶろぐ)
『レノボ IdeaPad S100e カラーバリエーションレビュー』 by (うろぐ)
『IdeaPad S10e のある生活』 by (パソコン快適生活)
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