はじめに
-LinkShare Award2006シンポジウム&表彰式-
2007年4月9日(月)、東京の帝国ホテルにてリンクシェアさんが主催された『LinkShare Award2006シンポジウム&表彰式』が開催されました。当サイト「アフィリエイトSOGO.COM」編集長KASAIも取材を兼ねて参加させて頂きました。 この『LinkShare Award2006シンポジウム&表彰式』とは毎年リンクシェアさんが開催されるリンクシェア・アフィリエイトのアカデミー賞とも呼ばれる「LinkShare Award」の表彰式と、業界著名人による基調講演、そして花崎社長によるリンクシェア講演が聴けるシンポジウムの2つからなる一大イベントです。 |
▲東京の帝国ホテルで記念撮影▲ |
今回で第5回目となるシンポジウム&受賞式ということもあり、毎年グレードアップしてきた会場が今年はついに東京の高級ホテル、帝国ホテルでの開催となりました。表彰式後には同じ帝国ホテル内のパーティースペースにて、交流パーティーも開催されました。遠方から参加されたアフィリエイトサイト運営者の方の中には、この帝国ホテルに宿を取られた方もいたようです。
今回の『LinkShare Award2006シンポジウム&表彰式』に参加されたのは、ECサイト担当者やアフィリエイトサイト運営者、そしてAwardノミネートサイト担当者に業界関係者など約500名。1000名規模のアフィリエイト大見本市を開催されるリンクシェアさんだけあり、表彰式も大掛かりです。ちなみに、9日に開催されたこのシンポジウム&表彰式と、21日(土)に開催される大見本市の2つをあわせて、『LinkShare Forum 2007』と呼ばれます。
ということで、ここからは当サイト編集長KASAI視点のシンポジウム&表彰式参加レポートをどうぞ。シンポジウム&表彰式に参加出来なかった方にとって、少しでも当レポートが参考になれば幸いです。また、当日参加された方はぜひコメント、トラックバック頂ければ幸いです。
LinkShareシンポジウム -佐々木氏と花崎社長の講演-
毎年開催されてきたリンクシェア・フォーラムも今年2007年で5年目。今回のフォーラム前半の部『LinkShare Award2006シンポジウム&表彰式』では、過去最大規模となる約500名のアフィリエイト関係者が参加されていました。 リンクシェア・シンポジウムの最初はジャーナリスト佐々木俊尚氏による「動画コンテンツが作る新たな収益モデルの世界」と題された基調講演が行われました。佐々木氏は毎日新聞社会部記者や月刊アスキー編集部での経験を積まれた著名なITジャーナリストの方です。 |
▲座席はほぼ満席。場所によっては立ち見も▲ |
基調講演では、Web2.0の定義に加え、検索エンジンやRSSを使った情報収集のメリットとでデメリット、そして講演の主題でもある動画収益がどうなっていくかという内容の濃いお話が聞けました。YoutubeやGyaoなど動画サービスが台頭してきており、AppleTVやSONYロケーションフリーなどのPCとテレビを融合してくれる機器の登場も進みつつある現在。動画と広告のマッチが進むことで、動画コンテンツの新時代がやってくるという内容の講演でした。
いずれ動画がサイトコンテンツや検索エンジンの主流になってくる日は必ず来るとKASAI自身も感じています。アフィリエイト業界でもリンクシェアはいち早く動画素材にECサイトと共に注力されているので、今後動画アフィリエイトがより一般化してくるにつれ、リンクシェアの存在意義は益々高まってくるのではないかと感じました。アフィリエイト・サイト運営者の方の中には、既にYouTubeやその他の動画コンテンツをサイトやブログに掲載されている方もいます。今後そうした動画をいかに収益に結び付けられるかで、次の世代のアフィリエイトに対応できるかどうかの分かれ道になるかもしれません。
佐々木氏による「動画コンテンツが作る新たな収益モデルの世界」基調講演の後は、リンクシェア・ジャパン代表取締役社長の花崎氏によるリンクシェア講演が行われました。講演タイトルは「アフィリエイト新時代~“2.0”時代にける役割と意義の再定義」でした。
リンクシェアのアフィリエイト経由流通額は年々増加を辿っているという力強い実績データを交えたお話の後、アフィリエイト業界は物販系のECアフィリエイト市場と、非物販系の広告アフィリエイト市場に分けられ、リンクシェアは前者のカラーが強いから成長を続けているというお話もなされました。
この物販系か非物販系かの違いはアフィリエイト業界でも注意すべき点だとKASAIも感じています。他社ASPの成長率が急激に低下しているのは、後者の広告アフィリエイト(特に金融系)の比率が高く、そしてその広告自粛が続いているためです。広告アフィリエイトをメインにしているASPの成長率が落ち込んでいるので、アフィリエイトの市場も急ブレーキがかかっていると思われがちですが、一方の物販系のアフィリエイトは変わらず成長を続けているという現実もあります。
アフィリエイトの“Web2.0”化が顕著に現れているのは、ブログの比率上昇と、そしてブログを読んで影響を受ける日本人の文化性が関連しているというお話もありました。どのASPやECサイトもそうですが、ここ1年ほどはブログサイトが新規提携サイトの半分以上を占める現実にあるようです。
他にも花崎氏の講演では普段公開されないデータ等も見れましたが、講演のみでの特別公開ということもありますのでここでは詳しく触れません。数字やグラフにご興味がある方は、ぜひリンクシェア第5回大見本市のリンクシェアセミナーや、地方で開催されるアフィリエイトセミナーに参加されて見てください。
LinkShare Award表彰式 -2006年度の受賞サイトははたして?-
『LinkShare Award2006シンポジウム&表彰式』の後半は、2006年度の優秀ECマーチャントと優秀アフィリエイトサイトの表彰式(受賞式)が開催されました。毎年開催されるこのLinkShare Awardは、特別賞や最優秀賞などそれぞれの賞毎に毎回1サイトがピックアップされ表彰されるという、アフィリエイト業界のアカデミー賞とも言えるイベントです。 今回用意された賞は12個。受賞者は事前告知もなくこの日初めて明かされるため、名前を呼ばれた方々は一様に「まさか自分のサイトが選ばれるなんて!」と驚いた顔をされていたのが印象的です。以下、LinkShare Award2006の受賞サイトになります。 |
▲LinkShare Award 2006 いよいよ発表!▲ |
『ECサイト各賞』 | 『アフィリエイトサイト各賞』 |
☆新人賞(Rookie Merchant of the Year 2006) ジャパネットたかた メディアミックスショッピング http://www.japanet.co.jp/shopping/ |
☆新人賞(RookieAffiliate of the Year 2006) お財布.com http://osaifu.com/ |
☆成長賞(Fastest Growing Merchant 2006) アウトドア&フィッシング ナチュラム http://www.naturum.co.jp/ |
☆個人サイト賞(Individual Affiliate 2006) MACお宝鑑定団 http://www.tcp-net.ad.jp/danbo/ |
☆人気賞(Most Popular Merchant 2006) |
☆活動賞(Most Active Affiliate 2006) ツカエルサイト http://www.tukaerusite.com/ |
☆LinkShare特別賞 |
☆集客賞(Highest Traffic Driver Affiliate 2006) ネットマイル http://www.netmile.co.jp/pr/ |
☆モバイル部門賞(Mobile Merchant of the Year 2006) |
☆モバイル部門賞(Mobile Affiliate of the Year 2006) ポイントオン http://p-o-n.jp/ |
☆ECサイト大賞(Merchant of the Year 2006) ショップチャンネル http://www.shopch.jp |
☆アフィリエイトサイト大賞(Affiliate of the Year
2006) ECナビ http://ecnavi.jp/ |
賞を受賞された各サイト運営者の皆さん、おめでとうございました。
個人的に注目だったのは、アフィリエイターの投票で選ばれる「Most Popular Merchant 2006」と、「Mearchant of the Year 2006」&「Affiliate of the Year 2006」の2つの大賞です。「Most Popular Merchant 2006」は果たしてベルメゾンネットさんの2005年に続く連覇はあるかが注目されましたが、さすがアフィリエイトに積極的なベルメゾンさん。見事去年に引き続き受賞されていました。
また「Mearchant of the Year 2006」は大方の予想に反して(といったら失礼になりますが、受賞本人も驚かれてましたし)、ショップチャンネルさんが受賞。商品力、売り上げ、アフィリエイト企画、イベント参加、アフィリエイト素材提供、担当者の熱意などなど、総合的に優れたECサイトさんとして大賞受賞になったのだと思います。「Affiliate of the Year 2006」はECナビさんが他の有力サイトを抑えて大賞受賞。この2つの賞はおそらく最後まで決まらない難しい審査だったと思います。
授賞式の後に開催されたのが交流パーティー。さすが帝国ホテルだけあり、広くキレイなパーティー会場に、とても豪華な料理をいただけました。遠方から来られていたアフィリエイトサイト運営者の方やECサイト担当者の方々、そして21日のリンクシェア第5回大見本市に向けて一緒に企画を進めているスタッフの方々ともお会いさせて頂く事できました。
そんな華やかな交流パーティーが終わった後は、20名ほどのECサイト担当者&アフィリエイトサイト運営者と連れ立って二次会へ。アフィリエイト関連のイベント後に開催されるこうした二次会は、濃い話と情報交換するのに最適な場となっています。21日のリンクシェア大見本市後にはアフィリエイト・マーケティング協会さんが交流会を実施されるようですので、もし夜の予定がまだ入っていない方はぜひ参加されて見てください。
感想 -LinkShare
Award2006シンポジウム&表彰式-
毎年開催されている『LinkShare Award2006シンポジウム&表彰式』、今年は過去と比べても開催場所から参加人数、そしてパーティーまで一番大掛かりでした。リンクシェアさんの成長が順調に続いていることの良い現われですね。佐々木氏の講演で貴重なお話を聴けたこと、そして交流パーティーでたくさんの方々とお話できたこと、とても良い刺激になりました。
Awardを受賞されたECサイト担当者とアフィリエイトサイト運営者の皆さんもおめでとうございました。いつか自分も1アフィリエイトサイト運営者として、表彰されるようなサイト目指して今後もサイト作成&更新を続けていきます。 ちなみに、今回人気賞を獲得された「ベルメゾンネット」、LinkShare特別賞の「ioPLAZA」、モバイル部門賞の「ムトウOn-line Shop」、そしてECサイト大賞を受賞された「ショップチャンネル」は4月21日(土)のリンクシェア第5回大見本市にも参加予定です。当日来られるアフィリエイターの方は、ぜひ彼らのブースをまわられて見てください。 |
▲料理美味しく会場もキレイな帝国ホテル▲ |
シンポジウムと表彰式が終わり、後は21日(土)の大見本市を残すのみとなりました。当日は当サイト編集部KASAIもお手伝いサポーターとしてアフィリエイトサロンを担当させて頂きますので、ぜひ見かけたら気軽にお声がけ頂ければ嬉しいです。今年経験と実績を積んで、来年のシンポジウム出席、いえアワード受賞を目指しましょう!
『LinkShare Award2006シンポジウム&表彰式』を主催されたリンクシェア・ジャパンの皆さま、参加されたECサイトの皆さま、出席されたアフィリエイターの皆さま、貴重な時間と経験をさせていただき本当にありがとうございました。残念ながらご挨拶できなかった方々、ぜひ次回お話の機会いただければ幸いです。
この度は『LinkShare Award2006シンポジウム&表彰式』に参加させて頂き、誠にありがとうございました。
関連リンク -LinkShare
Award2006シンポジウム&表彰式-
『LinkShare
Award2006シンポジウム&表彰式』に参加された方で、参加レポートを掲載されている方のサイトやブログへリンクさせて頂いています。もし下記リンク掲載がない方でリンク掲載OKの許可を頂ける方は、当記事までトラックバック、もしくはコメント頂ければ幸いです(もちろんリンク済みの方々からのTBやコメントも大歓迎です)。よろしくお願い申し上げます。
『内部情報をリーク(笑)』 from
アフィリエイトこっそり報告blog(ブログ)
※帝国ホテル、自分も生まれて初めての経験でした。内部情報の座談会、楽しみが3倍増しです!
『潜入
LinkShare Award 2006』 from い~ま!い~ま!い~ま!
※ショップチャンネルの大賞受賞は、きっといまさんとシロ君の愛があったからだと思いますよ。
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動画コンテンツが作る新たな収益モデルの世界 from アフィリエイト★ヒント at 2007年04月17日 18:34
リンクシェア・シンポジウムでジャーナリスト佐々木俊尚さんによる「動画コンテンツが作る新たな収益モデルの世界」という基調講演を聞いてきました。 [詳しくはこちら]