アフィリエイターにとってのアフィリエイト・プログラムとはいったい何か?この問いに、明確な答えを返せるアフィリエイターはほとんど存在しないというのが、現実ではないでしょうか。アフィリエイト・プログラムを利用しているアフィリエイターといっても、その内情はさまざまなものがあり、企業や個人、グループなど形態も多種多様です。
辞書的な言い方をしてしまうと、アフィリエイト・プログラムはWEBマーケティングの1種であり、あくまで成果報酬型の広告というマーケティング手法の1つでしかありません。そして、その敷居の低さから、2006年10月現在、100万人以上とも言われるアフィリエイターが国内に存在し、それぞれ独自のアフィリエイト・プログラムに対する考え方を胸にサイトやブログの更新を行っています。
アフィリエイターの中でも多種多様な手法が存在し、あるアフィリエイターは自身のサイトを検索エンジンに載せやすくするためにサイト最適化に注力し、別のアフィリエイターは購入した商品を徹底的にレビューして掲載し、またあるアフィリエイターはプログラムを作り上げ多数のアフィリエイト専用ページを公開するなど、10人のアフィリエイターが集まれば10通りのアフィリエイト方法が存在します。
色々なアフィリエイト手法があることは素晴らしいことだと思いますし、アフィリエイト業界が発展していく上でも新しい分野に積極的に挑戦していくアフィリエイターの存在はなくてはならないものです。しかし現実問題として、多種多様なアフィリエイト手法が存在するがために、ECサイトやASP、さらに言えばユーザーにまで迷惑をかけてしまっているアフィリエイト・サイトが多数存在しています。
確信犯的にルール違反すれすれの行為を行うアフィリエイターもいれば、気づかぬうちにまわりに迷惑をかけてしまっているアフィリエイターもいます。アフィリエイター側の問題行為が増加してしまうと、ECサイトやASPに負担がかかり、結果としてアフィリエイトの基本である「Win-Winのリレーションシップ」が崩れ、一方が損害を被ってしまう、悪ければアフィリエイト業界から姿を消してしまうといった事態も実際に起こっています。
今回のコラム含め8回にわたり、まずはアフィリエイターとして、最低限知っておくべき基本知識について当「アフィリエイター虎の巻」で書いて行きます。アナタにとってアフィリエイト・プログラムとは何ですか?その問いに答えるためには、まずはやはりアフィリエイト・プログラムの基本をしっかりとおさえなければなりません。
基本を押さえ、注意点やリスクを理解し、他のWEBマーケティングを知り、そしてアフィリエイターとして理想を持ってレベルアップに努めること。そのプロセスをこれからの50回連載を通じ、当「アフィリエイター虎の巻」を参考情報の1つとしていただければ、コラム筆者としてこれ以上の幸せはありません。
そして50回の連載を読破して頂いた方の中から、「私にとってのアフィリエイト・プログラムはこれです!」と自信を持ってまわりに説明できるアフィリエイターが一人でも増えてくれる事を、心から願っております。
【VOL.03】 -基本- 調べる事そして聞くことの大切さ |
執筆者: KASAI
掲載日: 2006年10月