アフィリエイターとしてアフィリエイト・プログラムに参加していると、分からない事や不安に思う事が多々出てくるようになります。それこそ報酬の額や売上状況といった成果データに関連する事柄だったり、売りやすい商品やコミッションの高い店舗といったような収入に関連するような事柄、さらにはECサイトの商品についてだったりASPの参加条件だったり等など、様々な疑問と不安が出てくる事でしょう。
そうした疑問点、不安点が出てきた時に、どう行動するかがアフィリエイターの将来を左右する上でも大変重要な要素となってきます。分からないものはそのまま放っておくのか。それとも誰かに聞くのか。はたまた自分で調べて回答を得るのか。先に結論から言うと、最後の「自ら調べる」という行動を選択する方こそ、アフィリエイターとしてもっとも伸びる可能性があり、また実力もある方になります。
分からないものをそのまま放っておく事、それは最悪な選択です。問題を先送りにする、もしくは見てみぬフリをするような、そんな姿勢では自身のアフィリエイト・プログラムを伸ばす事などできません。放っておいて、結果問題が起こって提携解除されてしまうリスクもあるのです。アフィリエイターとして、分からない事をそのまま放置してしまうのは絶対にNGです。
次に誰かに聞く、というのは一見すると正しいように思えますが、それは聞く相手と内容にもよります。アフィリエイト・プログラムが初めての方によくありがちなのですが、調べれば簡単に分かるような事柄を、先輩アフィリエイターやアフィリエイト・サイト運営者などに聞くといったシーンをよく目にします。これも絶対にNGです。
調べれば分かることは、自ら調べなくてはなりません。聞くことは簡単です。「A社のコミッションはいくらですか？」と誰かに聞いて、「A社のコミッションは10％ですよ」という答えが得られたとする。しかし逆に言うと、1回の質問ではそれ以上の情報も得ることはできません。もし自分で調べていれば、コミッションの他にも特別なキャンペーン情報や売れ筋商品の情報を知る事ができるかもしれませんし、再訪問期間や支払い最低額から報酬の支払いフローをシミュレーションすることもできるかもしれません。
また、同じアフィリエイターに聞く場合は、情報が間違っていたり、自分には適用されないケースもあります。先輩アフィリエイターだから、有名アフィリエイト・サイト運営者だから何でも知っていると思うのは間違いです。逆に、そんな簡単な事も知らないのかと、他アフィリエイターから白い目で見られてしまうことにもなりかねません。
だからこそ、アフィリエイターは自分で調べなくてはいけないのです。調べれば分かりそうな事柄は、必ず自分で調べる。それでもどうしても分からない場合は、疑問に思っている内容の当事者に聞くのです。コミッションについて説明だけではどうしても分からなければそのECサイトへ。支払いの算出方法についてどうしても計算が合わなければ対象のASPへ。間違っても、アフィリエイターに聞いてはいけません。アフィリエイターに聞くこと、それは特定のテーマに対する意見や情報交換にしておくべきで、事実の確認を同じアフィリエイターに求めてはいけません。
何より、同じアフィリエイターからの情報しかあてにしないようでは、独自性や専門性が求められる高レベルのアフィリエイトサイトを作ることなど不可能です。成長したいと考えるアフィリエイターなら、疑問点や不安点は自ら時間をかけて調べ上げ、それでもどうしても分からない場合には直接ECサイトやASPに聞く。そうして得られた回答で思った事を、他アフィリエイターとの意見交換に使ってさらなるレベルアップを図るべきなのです（もちろん、共有できる情報の場合のみですが）。
自ら調べる事は、アフィリエイターとして成長していく過程で必要不可欠です。そしてどうしても分からない点に関しては、その答えを持っている所に直接聞くこと。分からないものをそのままにしたり、同じアフィリエイターに事実確認の質問をするのは、絶対に止めましょう。アフィリエイターとして成功するには、分からない事について調べ、質問し、自らを成長させなければなりません。アフィリエイターとして、その事を忘れずにいて頂きたいと思います。
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【VOL.04】 -基本- ECサイトからの情報 |
執筆者： KASAI
掲載日： 2006年10月
