究極のアフィリエイターの条件、それは自身のアフィリエイト・サイトの成長だけにとどまらず、アフィリエイト業界そのものを成長・発展させるために活躍できる人間であることです。1999年頃より本格的にスタートした日本のアフィリエイト業界は、今現在も未だ発展途上に過ぎません。この業界のさらなる成長と発展のためには、広く深くアフィリエイト業界に貢献できるアフィリエイターの存在が必要不可欠なのです。
日本のアフィリエイターの多くは、自身のアフィリエイト・サイトを運営・更新するのに手一杯で、アフィリエイト業界そのものに対する貢献を考えられている方はとても少なくなっています。アフィリエイト・プログラムを始める理由が、お小遣いや副収入がほしいからという理由が大部分を占めるこの業界では当然のことなのかもしれません。しかし、アフィリエイト業界自体が成長しない限り、いつまでたっても小さいパイの奪い合いにしかならないことを、アフィリエイターは知らなければなりません。
時間が無い、知識や経験が不足している、自分には関係ない。理由をつけて、大きなイメージでアフィリエイト・プログラムを捉える事から目を背けるのは簡単です。しかし、少ない時間や労力、知識、経験の中でも、必死にアフィリエイト業界の成長と発展のために日々考え続け、行動を起こしているアフィリエイターも確かに存在するのです。そして彼らや彼女らの存在こそが、リレーションシップ・ビジネスとしてのアフィリエイト・プログラム成長に大きく貢献しているのです。
アフィリエイターとして、アフィリエイト業界のために貢献できることは多数存在します。アフィリエイト・サービス・プロバイダー（以下、A.S.P.）が企画するイベントやキャンペーンに積極的に参加するのも１つの方法ですし、セミナーや勉強会で情報交換を行うのも有効な手法の１つです。A.S.P.以外の団体、例えば当サイト運営母体のクロスワークが主催するイベントや、アフィリエイト・マーケティング協会のサミットに出席し、交流と商談を行うのも大きな意味があります。
既存の組織や団体に頼らず、自力でアフィリエイト・セミナーや交流会を開催する手法も大変意味のある行動になります。オフラインでの活動以外にも、自身のアフィリエイト・サイトがメディアに取り上げられる時にアフィリエイトの宣伝を行ったり、オンラインでアフィリエイトをからめたキャンペーンを開催したり、ＥＣサイトへのアフィリエイト・アドバイジングを行ったりするのも、ひいてはアフィリエイト業界全体の利益へと繋がるのです。
アフィリエイタターの仕事は、自身のアフィリエイト・サイトを成長させることです。しかし、自身のアフィリエイト・サイトを成功させるためには、アフィリエイト業界そのものの成長と発展が必要不可欠なのです。大きな視点で物事を捉えるのは難しく、また不安な事でもあります。しかし、そうした困難にあえて立ち向かい活躍できるアフィリエイターこそが、究極のアフィリエイターと呼ばれる日に一歩近づく事ができるのです。
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【VOL.50】 -まとめ- アフィリエイター虎の巻 |
執筆者： KASAI
掲載日： 2006年10月
