究極のアフィリエイターたる条件、それは「価値を与えるという事」の意味を常に考え、そしてその考えに沿った行動が取れる人間であるということです。アフィリエイト・プログラムをただお小遣い稼ぎや楽して儲けるためのツールとして考えるのではなく、ECサイトやサイト訪問者、そして他ならない自分自身にとってどんな価値を与えてくれるのか、そして価値を与えるためにはどうれば良いのかを常に念頭においている人間こそが、究極のアフィリエイターと呼ばれるのにふさわしい人間へと成長して行くのです。
現在の日本アフィリエイト業界で、ECサイトやサイト訪問者、そしてアフィリエイター自身に与えられる価値を理解し、そして行動できているアフィリエイターはどれくらい存在するでしょうか?残念ながら、そうしたアフィリエイターはあまり多くはありません。手軽に始められてリスクも少ないと言うアフィリエイト・プログラムの性質上、どうしてもお小遣い稼ぎや、自分だけが儲けるための道具としてアフィリエイト・プログラムに取り組んでしまっている人たちが多くなってしまっています。
アフィリエイターとしてサイトを更新し、情報を収集し、収益を上げるのは大変な作業です。だからこそ、ついアフィリエイターは楽をできる方向へ進んでしまいがちです。人間として楽な道を選んでしまうのは仕方が無いと言えば仕方ないかもしれませんが、これでは究極のアフィリエイターになることなどできません。究極のアフィリエイターとは、自ら厳しい道を選び、常に新しい価値の意味を考え、創造し続けられる人間だからです。
では「価値を与えるという事」はいったいどういうことなのでしょうか?残念ながらその答えは一言では表せません。ECサイトや訪問ユーザーに与えられる価値の例をいくつか見てみても、口コミ的な評価で商品やサービスを紹介したり、ECサイトにはないカテゴリー分類で商品リストを作成したり、訪問ユーザーに対してキャンペーンなりプレゼントなりを提供したり、1つの情報を極限まで掘り下げた専門特集コンテンツを掲載したり、役立つ情報満載のメルマガ配信だったりするかもしれません。もしくは、ECサイトへの分析データ&情報提供だったり、オフ会やセミナーなどのイベント開催であったり、メディアへの取材協力といったオフライン的な活動かもしれません。
アフィリエイター自身にとっても、専門知識の習得やビジネスチャンスの獲得、新しい交友関係の構築などがアフィリエイト・プログラムに関わる上での新しい価値の創造に繋がるのかもしれません。ただ、これらはあくまで一例であり、「価値」とは何かという点を表しているわけではありません。アフィリエイト・プログラムの「価値」、それは、与えられる側が「価値」であると認識してはじめて存在するものなのです。
訪問ユーザーであれ、ECサイトであれ、与えられるサービスや情報が価値あるものだと認識した時、その価値を与えている人間を「新しい価値を理解し、創造してくれるサイト運営者」だと考えるのです。究極のアフィリエイターを目差す者は、果たして彼らや自分自身にとって何が「価値」あることなのかを常に考え、そしてその価値が提供できると思われる行動を恐れずに取っていく事が必要になるのです。
【VOL.49】 -究極- アフィリエイト業界で活躍を! |
執筆者: KASAI
掲載日: 2006年10月