なぜこうした「イメージサイズを変更するサイト」にECサイト側は注意しなければならないのか。その答えは1つ。間違ったイメージサイズを掲載されてしまうことで、アフィリエイトサイトの先にいる一般ユーザーに、ECサイトの商品やサービスについて誤った認識をもたれてしまう可能性があるからです。
イメージサイズの変更で特に注意しなければならないのが、商品リンクサイズを勝手にアフィリエイトサイト側に変更される行為です。例えば、右の例を見てみましょう。ECサイトとして提供しているオリジナルの商品リンクサイズが最初の「120x100ピクセル」の商品リンクです。 しかしとあるアフィリエイトサイト側では、全ての商品画像サイズを「100x150ピクセル」のもので統一していました。そこでそのアフィリエイトオーナーは、ECサイト側に問い合わせることなく提供されている商品画像サイズを、「100x150ピクセル」に無理やりタグで指定して掲載したのです。それが、右下の画像になります。 見て頂ければ一目瞭然ですね。商品画像のサイズを勝手に変更された事で、実際の商品のイメージとはかけはなれたものがアフィリエイトサイトには掲載される事になります。
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↓サイズ変更 |
上の例は少し極端かもしれませんが、実際にこうした商品イメージを変更する行為は多数のアフィリエイトサイトが行っています。画像イメージの縦横比はそのままに、大きさだけ変えるイメージサイズの変更や、先ほど挙げた縦横のサイズを無理やり変えてしまうサイトもあります。中には勝手にアフィリエイトサイト側で広告画像を作ってしまう所もあります。
ECサイト側として、イメージサイズの変更をどこまで許容するかというのはあらかじめ決めておかなければならない点です。アフィリエイトサイトによっては正方形が必要な所もあれば、長方形が望ましいサイトもあります。その全ての要望に応える事ができないECサイトは、逆に違う形でアフィリエイトサイトを満足させなければなりません。
イメージサイズの変更という多くのECサイトが忘れがちな点こそ、成功しているECアフィリエイト・プログラムは注視しているのです。ECアフィリエイトプランナーは、イメージサイズの変更という点に注意し、対応策を講じる事で、アフィリエイト・サイトとより良好な関係を築き上げていく必要があるのです。
【VOL.18】-注意- 商標ワードでのSEM実施サイト |
執筆者: KASAI
掲載日: 2006年10月